西尾維新

ある人物のアンチ西尾維新文章を読んで思うこと。
その人は

そもそもなんだかこういう類の小説の存在意義が
よくわからないんですよね。誰がこの類の小説を
求めてるのかよくわからない。

って書いている。
…存在意義が分からないと来ました。
この人が俺がいらないから存在意義がないって言わないことを願うわけだが、西尾維新の楽しみ方って言うのは昔、ドラゴンボールを読んで俺もカメハメ波を撃ちたい!!って感じに似てると思う。それのマイナスなベクトル。
自分は特別ではない。でも、特別になりたい。
だけど人を感動させたり動かすような才能はない。
ではどうやったら特別に慣れるのか!?
そこで、西尾維新の登場。
俺は人が死んでも動揺しないぜ!?とか人を愛せないし憎めない。とかそんなある種ニヒルな感じに自分を作ろうとする。
これって自分の中だけの世界に適応されるものだから結構簡単。(つまりこれがセカイ系?)他所を介さないからね。
あとは、自分は人と深い関係になれないって思ってる人、勘違いしてる人がハーレムな小説を読んで変な感情移入をしてちょとドキドキ。
つまり、西尾維新…いや、ファウスト系等を面白く読める人は自分は少し壊れてるんだ。だから異常なんだぜ!?って思いたい人が楽しめる文章だと思う。
ヤンキーにはなれないでも、少しカバンを細くしてみました。ズボンを少し太くしてみました。
そんな感じ。
で、例にも漏れず俺もそう。
実際、西尾維新の書く主人公に少しでも感情移入する奴はキモイ感じでの異常だよ。自分も含めて…